災害対策日本。2024年は元日から大きな災害が立て続けに起きている年です。
- 1月1日「能登半島地震」
- 8月8日「宮崎県日向灘地震」
- 8月「台風10号」(史上最強の台風として警戒)
宮崎県日向灘地震を受けて「南海トラフ地震臨時情報1」が出たり、と影響が大きな災害が相次ぎました。能登半島地震では津波が到達するまでに1分しかなかった地域もあり、日頃の備えや訓練がいかに大切かを思い知らされました。
南海トラフはいつ起きてもおかしくないと言われています。また、富士山噴火や首都直下型地震も今後30年間で70%の確率で起きると言われています。
今日の防災グッズを試しまくる最強防災軍団3人衆が「最新防災グッズ」を教えてくれました。ご紹介します。
※本投稿は2024年11月5日(火)放送の「マツコの知らない世界-防災グッズの世界-」を参考に書きました。
今備えるべき最新防災グッズ!2024年の決定版
能登半島地震から1ヵ月間、全国のスーパーの防災用品の売り上げが伸びたそうです。大きな台風が来る前なども備蓄が出来るものや賞味期限の長い食品が飛ぶように売れたとのこと。
関心が薄まる今だからこそ揃えておきたい防災グッズを一挙大公開!

防災3人衆のリーダー・高荷智也さん曰く「防災グッズは第2フェーズ」に突入。第2形態の防災グッズが次々と誕生しているそうです。普段使い出来るものも増えてきています。
1.非常用浄水器「飲めるゾウRO」
水の確保に必須!最強の浄水能力で毒でも取り除ける!
災害時に最も重要とされるのが「水」の確保です。飲料水だけでなく、トイレや衛生管理でも水が必要です。特に、怪我の治療・赤ちゃんのミルクには真水が必要不可欠です。
特に日本のように地震や台風の被害が頻繁に発生する地域では、ライフラインの断絶に備えて飲料水の確保が不可欠なのですが、家に備蓄できる水の量には限界があり、実際の災害時には予想以上の長期間断水するケースも多くあります。そんな中で注目されているのが、ミヤサカ工業の非常用浄水器「飲めるゾウRO」です。
番組では有毒な水の代わりにコーヒーを「飲めるゾウRO」に入れて実演されました。排水側からは(毒水に見立てた)コーヒーが濃縮された状態で出て、もう一方からは浄水されてクリーンになった水が出てきました。ほんのりコーヒーの香りが残っていますが、「(コーヒー嫌いの人でも)この状況になったら飲むよ」とマツコさんも感想を述べていました。
「飲めるゾウRO」特徴:安全な飲み水
「飲めるゾウRO」は、最先端の逆浸透膜(RO)フィルターを搭載しており、水分子だけを通過させる技術を持っています。このフィルターは、家庭用の浄水器をはるかに上回る性能を持ち、通常のフィルターでは除去しきれないウイルスや有害化学物質も取り除くことができます。農薬、重金属、病原菌などの有害成分が含まれる水でも、(海水以外は)ほぼ完全にクリーンな飲料水に変換できます。通常の浄水器ではフィルターが詰まりやすくて適さない水もありますが、「飲めるゾウRO」は海水以外はどんな水でも浄水できるため災害時に頼りになる性能を備えています。
災害時の飲料水として推奨されるのは、1人1日あたり3リットル程度。最低でも3日分の備蓄が必要とされるため、1人分で約9リットルが必要なのですが、家族全員分を考えるとかなりの量になります。また、長期間の断水には足りず水不足の状況に陥ります。
このときに「飲めるゾウRO」のような非常用浄水器があれば、雨水や一時的な水溜まりの水をろ過し、飲料水にすることで、長期間にわたって水を確保できます。
「飲めるゾウRO」はコンパクトな設計で、避難所や車中泊など、さまざまな場面で簡単に使用できるため、非常に利便性が高いです。
2.ポータブル電源「Anker Solix C1000」
世界最速!家庭で使える最強のポータブル電源!
災害時において水と並んで困るのがライフラインの電気。電源の確保です。復旧まで半日、長くて1週間以上もかかります。停電が長期間続くと、スマホの充電、照明、冷暖房、調理器具の使用が制限され、日常生活に大きな支障が出ます。実際被災地では、携帯電話の充電を求める人が殺到し、長蛇の列が出来ました。その中で、様々な企業が力を入れているのがポータブル電源(コンセントが使える蓄電池)です。
特に、夏の暑さや冬の寒さ対策、情報収集のための通信機器の充電には安定した電力が不可欠です。そんな緊急時の電力確保に最適なのが「Anker Solix C1000」です。
製品の特徴:リン酸鉄バッテリーで耐久性と安全性が向上
「Anker Solix C1000」は、従来のポータブル電源(三元系)とは異なり、リン酸鉄バッテリーを採用しており、寿命が大幅に延びている点が最大の特徴です。従来のリチウムイオンバッテリーに比べて耐久性・寿命が5〜6倍に向上しており、10年以上の長期保存にも耐えられます。さらに、リン酸鉄バッテリーは安定性が高く、過充電や高温などにも強いため、災害時に使い慣れていない人でも安心して使用できる点が魅力です。お値段もお得になりました。
これまでのポータブル電源の充電池だと、0%状態での放置も満充電状態(過充電)での放置も共に劣化しやすくNGでしたが、この新たなポータブル電源は100%のままで放置できます。
言い換えると、平時から冷蔵庫などのコンセントをポータブル電源に指しておいて、ポータブル電源を通じて電力を供給するなどという使い方も出来ます。停電時もそのまま使えます。(この使い方をすると停電の時点で100%フル充電なので、災害時に困ることがありません)災害時の節電しての使用状況なら1週間くらいもちそうです。
ソーラーパネルとの併用でもっと便利
「Anker Solix C1000」には、防水性能を備えた専用ソーラーパネルがセットになっており、停電時の電源確保に最適です。曇りの日でも充電できるため、日照条件に左右されず、連続して電力供給が行えます。
【効率的な充電性能】晴天時には約2時間で満充電が可能で、短時間での充電が求められる災害時でも対応可能です。避難所での充電や野外での使用も視野に入れて開発されています。
災害時には、電源の復旧が半日から最長で1週間以上かかることがあり、特に停電が長引くと避難所でも電源供給が追いつかなくなることが容易に予測できます。そんなとき、ご家庭に「Anker Solix C1000」と専用ソーラーパネルがあれば、必需品の小型家電を動かせるだけでなく、避難所に行かなくても自宅で電力供給が可能となり、最低限の生活の質を維持できます。
ポータブルで軽量設計のため、災害時に素早く持ち出しができ、車や屋外への運搬も簡単に行えます。
ブラックフライデーが近いですので、非常用電源や蓄電池のような大きな買い物はセールでお得に手に入れると家計にも優しいかもしれません。↓非常用電源のブラックフライデーセールについてまとめてみましたので、よろしければ併せてお読みください。
3.防災リュック1人用31点
アイリスオーヤマの最強防災リュック!
避難所生活の初期で一番困ったことNo.1が「眠れる環境」。
アイリスオーヤマの防災リュックには非常用のエアマットが入っており、高い支持を集めています。(ポンプも同梱されていて、膨らませるための電力もいりません!)「床が固くて無理!!」という被災者が多いそうですが、アイリスオーヤマのエアマットがあれば快適です。
災害時の避難所生活に備えて、少しでも快適に過ごすためのアイテムが揃っていると心強いです。アイリスオーヤマの「防災リュック 1人用31点」は、1人用に設計された31点の防災グッズが詰まっており、避難生活に必要な基本アイテムがオールインワンで揃っています。高い収納力と防水性に耐久性、デザイン性に加え、快適に過ごすための工夫が満載な点が大きな特徴です。
もちろん、防災食や簡易トイレなど、災害時の生活に必要な基本アイテムも充実しています。リュック一つで完結できるため、避難時に複数の荷物を運び出す負担も軽減できます。

マツコさんが「一人だけ使って周りからの視線に耐えられるだけの精神力をつけるのが先」と言うくらい、素晴らしい防災リュックでした!災害はいつ起こるか予測が難しいため、日頃から防災リュックを玄関や車などすぐに持ち出せる場所に備えておきましょう!
4.津波シェルター「+CAL」(タスカル)
絶対絶命の大津波から身を守る命綱!究極の津波対策シェルター!
日本は地震と津波のリスクが高い地域であり、高確率で南海トラフ地震や首都直下型地震が発生することが予想される今、津波から命を守るための備えは非常に重要です。そうした背景から生まれたのが、津波対策専用のシェルター「+CAL」です。このシェルターは、シェルター内部にクッションマットが敷かれており、津波の衝撃や水圧、漂流物からとの衝突衝撃を吸収して保護する設計が施されており、いざという時に命を守るための「最後の砦」となります。
完全防水構造で設計されており、津波が到達しても内部に水が入らない&漂流中でも転覆しない設計が施されています。

マツコさんが「+CAL」ネーミングセンスについて苦言を呈していましたが、「箱舟」とか「ノア」とかだと嫌じゃん!(確かに)
+CALは4人乗りで198万円だそうですが、「一生に一度乗る車と思えばよい」とマツコさんが言っていました。シェルターにより、迅速な避難が難しい人(高齢者や子ども)の緊急時の安全を確保する手段にもなります。
「+CAL」は、津波から命を守るためのシェルターとして、沿岸部や災害のリスクが高い地域での導入が進められています。
被災者に喜ばれる激ウマ防災食
管理栄養士の今泉マユ子さんによると、命を守るためにはエネルギー源となるものが必要です。
被災者に届く食べ物といえば・・・?
プッシュ型
- お米(アルファ化米・パックご飯)
- 弁当
- 缶詰
- レトルト食品
- お菓子
- カップラーメン
被災者の方が嬉しい食べ物
- 野菜
- あたたかい食べ物(みそ汁)
- 煮物
- 新鮮なフルーツ
- お酒
- スイーツ(あんこなど)
プッシュ支援をするときには、災害発生直後すぐにメーカーや協定を結んでいるスーパーなどに要請すると、箱に入っていて腐らない長期保存が効くカップラーメンなどが行くのですが、これが長く続くと、被災者の皆さんから「〇〇が食べたい」という要望が出てくるようになります。
被災者が欲しい食べ物の断トツ1位が野菜でした。野菜は物資に入れにくいため、非常時には特に手に入りにくいです。特に不足しがちなのが新鮮な野菜や栄養バランスの取れた食品で、対策が望まれます。

我儘ではなく、自分に置き換えて考えてみると、毎日カップラーメンだとさすがにウンザリしますよね。
待望の備蓄できる野菜の激ウマ防災食!
- 具たっぷり味噌汁 なす(味の素)
- 日本の干したくあん(道本食品)
- 野菜一日これ一本 長期保存用(KAGOME)
- IZAMESHIガスパチョ(杉田エース)
この中でマツコさんが気になるのがフリーズドライ味噌汁。きゃべつなども「さっき作ったんじゃないか」と思えるくらいシャキシャキする・・・ローリングストックで食べていると話しました。
たくあんをポリポリ噛むことで唾液も出て誤嚥性肺炎の予防にもなるし、ガス抜きにもなります。
防災のプロが感激した究極の防災食とは
管理栄養士の今泉マユ子さんが、進化した革命的な防災食5選を教えてくれました。
1.サバイバルフーズ チキンカレー
心の満足度MAX!25年間保存できる防災食の革命!
チキンシチューやチキン雑炊の25年間長期保存はあったのですが、美味しさと長期保存が難しかったカレーがついに開発成功しました!ローリングストックもイイのですが、面倒くさい方には25年長期保存可の防災食がオススメです。
マツコさんが試食して「普通のカレー(おいしい)」!・・・というのも、完璧なフリーズドライで水分を取り除き、外気との接触を防いでいます。マツコさんが「25年備蓄するものの味じゃないわ」と絶賛していました。
長期保存が可能な上に栄養価も高く、いざという時に栄養補給をしっかり行える点が魅力です。また、25年ももつため、ローリングストック(循環備蓄)が面倒くさい人にも◎です。
2.フリーズドライ味噌汁
平時に食べても美味しい!
味の素のフリーズドライ味噌汁
フリーズドライ製法で長期保存が可能な即席みそ汁です。必要な分だけお湯で簡単に戻せるため、調理の手間もかかりません。賞味期限を気にせず保管できます。みそ汁は発酵食品で、腸内環境を整える働きが期待できます。
減塩なのも嬉しいです!食事の塩分を控えつつ美味しさも楽しめます。
アマノフーズのフリーズドライ味噌汁
商品名の通り、野菜がたっぷり入った防災食で、栄養豊富な具材が特徴です。
3.日本の干したくあん
賞味期限3年8ヶ月!長期備蓄可能なたくあん!
日本の伝統的な保存食であるたくあんを、防災食に改良した長期保存製品です。
独特の歯ごたえと風味があります。前述の通り、たくあんをポリポリ噛むことで唾液も出て誤嚥性肺炎の予防にもなりますし、野菜不足の解消や腸内環境を整えるのにも役立ちますので、栄養補給が難しい避難生活に重宝します。
4.野菜一日これ一本 長期保存用
災害時に必要な野菜成分を効率よく補給!
カゴメの「野菜一日これ一本」を備蓄用に長期保存仕様にした野菜ジュースです。1缶で350g相当の野菜が含まれており、新鮮な野菜が手に入りにくい災害時でも、これ1本で一日に必要な野菜を摂取できるため、栄養価の面でも非常に優れています。
5.IZAMESHIガスパチョ
IZAMESHIが提供する防災食「ガスパチョ」は、長期保存が可能なスープです。
災害時は単調な食事が続きがちですが、このような異国のスープがあることで、食事に変化をつけることができます。ガスパチョは野菜の旨味が詰まったスープとして楽しめます。野菜成分が豊富で、栄養補給にも役立ちます。

今泉さんのおすすめ防災食は、どれも長期保存が可能で栄養価も高く、なにより災害時の栄養バランスまで考えたパーフェクトな5選でした!美味しいので、防災食として備蓄するだけでなく、日常的に使用して定期的に買い足す「ローリングストック法」も無理なく実践できます。普段の食事に取り入れながら災害時に備えることが出来るのが◎ですね♪
普段も使えて非常時にも役立つ!フェーズフリーアイテム
日常使いできる防災グッズ!
被災したからこそ分かる、自宅にただ溜め込むだけでなく、日常生活でも役立つ機能性抜群の防災グッズを取り入れてください。「フェーズフリー!」
世間の防災グッズに対するイメージ
- 置いておくスペースがない
- 防災グッズだらけの家は気が滅入る
- 賞味期限など管理が大変
テンションが上がるタイプの人間とテンションが下がるタイプの人間がいる・・・(マツコさんが「(防災用品で)テンションが上がる人間の方が異常」とツッコミを入れていましたが・・・)
フェーズフリーアイテム
奥村奈津美さんが、「新しい発想の防災グッズ」と称して普段使いできる日用品としてフェーズフリーアイテムを紹介してくれました。
日常生活の中で自然に取り入れられ、災害時には頼れる備えとして機能する「フェーズフリー」防災グッズが注目を集めています。フェーズフリーとは、通常時には日常生活に役立ち、災害時には防災用品として使える”二重の役割を果たすアイテム”を使用して、日常時と非常時の境目をなくし、防災に取り入れることです。
この「日常使いできる防災グッズ」というコンセプトに基づいて開発されたのが、プラス株式会社の「LS-900 備蓄スペース付きソファ」や、三和製作所の「バケツにもなる撥水バッグ」など。いずれの製品も、いざという時に備えるだけでなく、普段から日常生活に使用しても違和感がない工夫が施されています。
1.備蓄スペース付きソファ「LS-900」
「LS-900」は一見すると何の変哲もないシンプルなデザインのソファ。ただ、座面の下に広い収納スペースが備わっており、ここに防災用品や備蓄品を収納できるようになっています。飲料水や非常食、懐中電灯、ブランケットなどを入れておくことで、必要な時に必要な防災グッズすぐに取り出せます。
通常の家具としての機能を果たしながら、備蓄品の場所の確保に困ることがなく重宝します。
2.バケツにもなる撥水バッグ
災害時以外にも役立つ防水バッグ!
三和製作所の「バケツにもなる撥水バッグ」は、平時はお買い物バッグとして使用し、災害時には水を運んだり溜めておくバケツとして活用できる多機能バッグです。撥水加工が施されており、耐久性に優れているため、繰り返し使用が可能です。
撥水機能により、濡れたものや汚れたものを入れても拭き取りやすく、お手入れも簡単です。中の物を濡らしたくない雨の日にも大活躍です。
使わないときはコンパクトに畳んでおけるのも◎!
3.音声操作防災LED電球
今ある照明にもセットして使える!
災害時の停電は、割れたガラスを踏んでしまったり、二次災害の原因になるケースが多いです。ビザイアの音声操作防災LED電球を使えば、停電時に自動で点灯してくれる(最大12時間)ので、急に停電が起こっても、真っ暗闇な中で慌てることなく安全に行動することができます。
ビザイアが提供するこの防災LED電球は、AI音声認識システムが搭載されており、停電時に自動で点灯するだけでなく、「助けて」や「SOS」と声をかけるだけで、音声で緊急信号を発信してくれる優れた機能を備えています。災害時に孤立してしまった場合や助けが必要なときに、音声だけで救助を呼ぶことができるため、負傷した場合でも安心です。救助に来る人たちはモールス信号を習得しているため、救助活動にも役立ちます。
平時は通常の電球と同じように使えるため、日常生活で照明として活用しつつ、停電時には自動的に安全対策として活躍します。特に高齢者や小さなお子さんがいるご家庭で大活躍します。
4.防災ライトルームシューズ
夜中にトイレに行きたい時にも便利!
見た目は一般的なルームシューズのSONAENO 防災ライトルームシューズは、災害時の避難を安全に行うために改良されたこのルームシューズは、停電時や暗い場所でも視界を確保するために足元を照らすライトが付いている他、割れたガラスや瓦礫などの破片が刺さらない/つま先に重いものが落ちてきてもつぶれないように特殊加工が施されています。
普段はスリッパ代わりに室内で履きながら、災害時にはそのまま避難用のシューズとして使うことができます。床の障害物を確認しやすく、つまづくリスクを減らせるのが◎。
5.カセットガスストーブ「マル暖」
停電時も暖が取れる!室内でも野外でも使える!
お湯も沸かせて屋内外で使えるカセットボンベ式のストーブです。
6.持ち運べる電子レンジ「WILLCOOK HO-ON」
世界初の国際特許取得の発熱繊維を使用!
WILLCOOK HO-ONは、災害時やアウトドアでも簡単に食品を温められるポータブル電子レンジです。USB充電や内蔵バッテリーで稼働するため、コンセントがなくても温かい食事を用意できます。
見た目は保温バッグ。マツコさんが腕を突っ込め!と言われるまま手を入れて「熱い!!」と怒っていました(笑) 100度くらいの熱さが出せるそうです。レトルト食品も簡単に温まります。
スマートフォンのモバイルバッテリーでも使えるのでとても便利です。災害時の避難所や車中泊、キャンプでも重宝します。「平時でも(コンビニで買った)肉まんや缶コーヒーが冷めないように!」と笑いを取る場面もありました。
温かいご飯はホッと気持ちを落ち着かせてくれるので、大切ですよ♪

「フェーズフリーアイテム」の新発想で開発された防災グッズは、普段から日常生活に違和感なく溶け込ませることで「いざという時」にすぐに対応できるよう工夫されています。普段から自然に取り入れることで防災意識を高め、必要な際にすぐ活用できる利便性が大きな魅力です。
防災グッズ以外にも知って欲しいこと
最強防災軍団3人衆曰く、「防災業界の知って欲しいこと=自治体も第2フェーズ突入中」。
自治体が取り組んでいる防災対策
- 富士山大噴火を見越してCG動画を作成
(逃げる際の場所やルートを可視化) - 麻布十番駅にシェルター設置を検討
- 江東区防災マップアプリ
- 訓練でドローンによる物資輸送
(広島県・大分県などで取り残された集落への物資運搬訓練が行われている)
この中で断トツでマツコさんが気になったのが、麻布十番駅のシェルター。もともと麻布十番駅には防災倉庫が併設されており、Jアラート(弾道ミサイル発射情報)が発令されたときなどの避難場所としてシェルターとして整備することが東京都のモデル事業で検討されているそうです。
まとめ
災害時に役立つ防災グッズが、日常生活にも溶け込む形でどんどん進化しています。今回の「マツコの知らない世界」で紹介された防災グッズは、平時の日常生活に自然に取り入れることが出来、いざという非常時には防災用品として活用できる、便利で機能的な防災アイテムばかりでした。
フェーズフリーアイテムは、普段の生活を便利にしながら、家のスペースを有効活用しつつ、災害への備えも万全にするぴったりなアイテムでした。今すぐ家族全員で気軽に取り入れられそうで有意義な放送回でした♪
番組情報
マツコの知らない世界「防災グッズの世界」
番組名 | マツコの知らない世界 |
テーマ | 防災グッズの世界 |
放送局 | TBS系列 |
放送日 | 2024年11月5日(火)20時55分から22時00分 |
出演者 | マツコ・デラックス 防災軍団(高荷 智也、奥村 奈津美、今泉 マユ子) |
最強防災軍団3人衆について
高荷智也(リーダー)
防災グッズ2000点以上を所持する防災スペシャリスト。(前回の放送で「1000点」と言っていたので倍増!!)自宅にストックされた防災用品の映像を見たマツコさんに「これがもう災害です」とツッコミを入れられる。2011年から活動を広げ、置ききれなくなったため、現在では専用の部屋に防災グッズを保管。(分散備蓄)
今泉マユ子
過去回「パスタソースの世界」管理栄養士。防災食アドバイザー。日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)のリーダーを務める。被災地支援に関わりながら、災害食の普及にも力を入れている。
奥村奈津美(新メンバー)
26歳で東日本放送(仙台)のアナウンサーに転職。2年目の28歳で東日本大震災(自宅で震度6)を経験し、災害が起きる前に備えることが大切と痛感。「防災活動をライフワークにする!」と一念発起。

マツコさんも防災知識が豊富。「地震に備えて頭よりも高い位置に電子レンジとか重い物を置かない」と言うと防災軍団3人衆から褒められて、「私は加わらないわよ。防災カルテットにはならないわよ」と笑いをとっていました。
- 南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れや、広範囲での10mを超える大津波の襲来が心配されています。 ↩︎