
本投稿では、必ず備えておきたい防災必需品をご紹介します。
突然の災害で被災した時、すぐに持ち出せる防災グッズを用意しているのとしていないのでは、ご自身や大切な家族の命を守れるかどうかで大きな違いを発揮します。
災害の規模や状況、家族構成によっても必要な数量は変わってきますので、まずは基本の防災グッズを準備して、各ご家庭の状況に合わせて買い足してみてくださいね。
最低限用意しておくべき防災アイテム
リュックサック
防災グッズをいれるカバンは、リュックタイプのものを選びましょう。
両手が空いていて使える方が、避難しやすいからです。
詰めやすさ・置きやすさ・持ち運びやすさに加えて、以下の観点で選ぶと良いです。
畜光材や反射材がついているもの
大規模災害時は、停電する可能性もあります。
夕方や夜に避難することになった場合に備えて、反射材つきのリュックを選ぶとよいでしょう。
反射材がリュックについていない場合は自分でつけておくとよいです。
防水(撥水)加工されているもの
避難するときに雨や雪が降っている可能性もあります。
防災グッズをダメにしてしまわないためにも防水機能があるものを選びましょう。
防水(撥水)機能があると、水を吸ってリュック自体が重くなるという事態も防げます。
疲れにくい工夫がされているもの
災害下で避難する時、足場が悪かったり、長距離を歩かなければならない場合があります。
体力の消耗を防ぐために、疲れにくいリュックを選ぶようにしましょう。
食い込み防止や、ズレ落ち防止のためのチェストベルトつきのタイプだと尚良いです。
容量は約20Lのもの
30L~40Lのリュックもありますが、詰め込み過ぎると、重すぎて背負うのが困難になるなどのデメリットがあります。
特に女性や高齢者が背負う防災カバンの場合は、リュックの大きさに注意が必要です。
長期保存水
水を用意する際は、単なるミネラルウォーターではなく、長期保存水を選びます。
長期保存水は、ペットボトルに特徴があります。通常よりもペットボトルが厚く小さな穴が少ないため、より長い期間保存するのに向いています。
入れ替えの手間も考えると、5年~7年の長期保存水がおすすめです。
1日分だけリュックに入れる
健康な成人は1日あたり、体重1キロにつき約35 mlの水が必要だと言われています。
持ち出し用として1日分(500ml×4本)を備えましょう。
生き抜くのに水は大切ですが、リュックに入れすぎると他の防災グッズのスペースが無くなったり、リュックが重くなって避難が大変になってしまいます。その代わり、自宅の備蓄品として保存水を多目に備えるようにしましょう。
非常食
軽くてかさばらないもの
持ち出し用としてはなるべく軽くてかさばらないものを1日分用意します。
保存期間の長いものは長期用備蓄食にもおすすめです。
調理不要で美味しく食べられるもの
ご飯であれば水やお湯で簡単調理できるアルファ米が良いです。
温めなくても美味しいカレーなどがあります。
食器不要で食べられるもの
非常時には、水が使えたとしても洗いものでの使用は極力控えたいもの。
また、ゴミもなるべく出さないよう努めなくてはなりません。
食器不要で食べられるものがあると尚良いです。
好みにあうもの
災害下では強いストレスがかかるため、健康を害してしまいがちです。
好みにあうものを食べて少しでも緊張を和らげましょう。
平時から非常食を食べてみて、ご自身や家族の好みを知ることも大切です。
甘いものもストレス緩和につながるのでおすすめです。
栄養バランスがいいもの
災害下では、特にビタミンやミネラルが不足しがちなので、野菜ジュースや野菜がたくさん入った保存食を備えるのがおすすめです。
簡易トイレ
1人5回分を目安に多めに
災害が発生すると、断水したりトイレが壊れてしまう可能性があるので、簡易トイレを備えるようにしましょう。
特に大きな地震が発生した場合は、断水していなくても配管が故障している可能性があるため、配管確認が完了するまではトイレの水を流さず簡易トイレを使用する必要があります。
災害時はストレスによりトイレのリズムが崩れる可能性があるので多めに備えておくのがおすすめです。
充電器
スマホやケータイは、有事の際に欠かせないツールとなります。
そんな災害時にスマホを充電する備えとして用意しておきたいのが充電器です。
モバイルバッテリー
他の充電ツールと比べて比較的急速で充電できるので、災害時に適した充電ツールと言えます。
自然放電するため、長期保存には向きません(予め小まめに充電しておく必要があります)。
乾電池式充電器
乾電池を交換すれば継続して利用できます。
また、乾電池自体は小さく保存場所も取らないためストックしておきやすく、長期保存が可能です。充電式のモバイルバッテリーと併せて備蓄しておくことをおすすめします。
ウェットティッシュ
清潔を保つためにもウェットシートは必須です。
長期保存に適した防災用ウェットティッシュもあります。
ノンアルコールタイプ
刺激の少ないノンアルコールタイプを用意しておくと、体拭きや口腔ケアなどどこにでも使えて便利です。
除菌タイプ
自然災害に加え、感染症対策などに備え、除菌タイプもあると安心です。
タオル
かさばらないもの
タオルは、多用途に使えるので備えておきたいもののひとつ。
薄手のものや、圧縮タオルを用意しましょう。
マスク
使い捨てで個包装のもの
使い捨ての不織布マスクで、できるだけ個包装されたものを選びましょう。
レインコート
セパレートタイプのレインコート
避難する時に大切なのは、体温や体力温存のために、体を濡らさないことです。
雨や雪の中を避難する場合もあるので、レインコートを備えておくとよいです。
アルミブランケット
アルミブランケットは薄いアルミでできた防寒用のブランケットです。
コンパクトにたたむことができ、かさばらないので便利です。
防災リュックの中に必ず入れておくようにしましょう。
静音タイプのもの
カサカサ、シャカシャカ音の少ない静音タイプの物を選ぶと、睡眠時にもストレスなく使えて便利です。
ホイッスル
大きな声で助けを呼び続けると体力を消耗してしまいます。
ホイッスルは、家屋などの下敷きになった時や救助を呼びたいときに、自分の居場所を知らせるために有効です。
音が遠くまで届くもの
音が届く距離が遠ければ遠いほど、見つけてもらえる可能性が高くなります。
災害下では体が衰弱している可能性があるので、弱い息でも音が出るものを選ぶことが大切です。
現金(小銭)
災害時は現金を使う機会が多くなります。
相手がお釣りをだせない可能性もあるので、1,000円札や小銭で備えるのが良いでしょう。