長期間つけたままでいる必要のあるギプスは、どうしても汗をかいて蒸れて臭くなったり痒くなったりしがちです。
(ケガをしていてもいつもと変わらず)人間の肌は新陳代謝を行うため、本来ならば洗い流される汗や垢などがギプスの中にたまったり、雑菌が繁殖したりして、臭くなったり痒みを感じるようになるからです。
夏など汗をかく季節は特に、臭いや痒みに悩まされる人も多いでしょう。なかなか患部が洗えずにストレスになります。
「尖ったもので掻くなど皮膚を傷つけるおそれのある行為は避けましょう」とはいうものの、痒いものは痒い。
そんなとき、実際に使ってみてよかった便利グッズを紹介します。
ギプスの中が痒いときの便利グッズ
ギプス用かいかい棒
リンク
まさに、痒いところに手が届くアイテム。
この43センチの長さの道具はギプスの中の痒い肌を掻けるだけではなく、アルコールスワップで肌をきれいに拭けるようにデザインされてます。
握り手の方を使うともっと強く掻くことができ、穴がある方を使うと柔らかく掻くことができます。
また、二つの穴にアルコールスワップやウェットティッシュを挟んでギプスの中の肌を拭けます。
アルコール除菌
アルコールスワップか、アルコール除菌のできるウェットシートやスプレーなどで、定期的に除菌を行いましょう。
アルコール除菌シートやスプレーには、雑菌の繁殖を抑える効果がありますが、肌に合わない場合もあるので注意しましょう。
その他の対処法
汗をかかないようにする
汗を必要以上にかかないことが重要です。
シャワーを浴びるだけでも汗をかくので、後で痒くなる原因とならないよう、短時間のシャワーで済ませるとよいです。
濡れないように気を付ける・濡れたら乾かす
濡れるとさらに雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌は匂いのもとになるので、できるだけギプスやその内部は濡らさないように気をつけましょう。
濡れてしまったら、ドライヤーなどでできるだけ早くしっかり乾かすようにします。